気象庁:「噴火警報」「火口周辺警報」12月から導入

気象庁は21日、従来の緊急・臨時火山情報を廃止し、新たに火山付近の居住地域に危険を知らせる「噴火警報」と火口周辺での警戒を促す「火口周辺警報」を12月から導入すると発表した。

警報への変更は、火山情報をより防災や避難活動に即した内容に改めるのが目的。全国108の活火山と周辺市区町村が対象で、今後は該当する地域防災計画に反映されるという。

さらに浅間山や富士山、阿蘇山、雲仙岳、桜島など16火山については、危険度を5段階に分けた噴火警戒レベルも付けて発表する。レベル1は平常▽2は火口周辺規制▽3は入山規制▽4は避難準備▽5は避難--に相当する。【鈴木梢】

毎日新聞 2007年11月21日