緊急地震速報利用者協議会(会長:阿部勝征 東京大学名誉教授)
は、緊急地震速報のロゴマーク及びピクトグラムを制定しました。
当協議会は、平成18年12月に設立され、本年7月現在、101の法人が加入しています。
協議会の目的は、緊急地震速報の特性を正しく理解し、地震災害の軽減に混乱なく有効な活用を図るため、緊急地震速報の提供に係る気象庁からの情報収集、緊急地震速報の住民等への伝達手段や利活用方策についての情報交換及び緊急地震速報に関する気象庁に対する要望事項についての提言等を行うことを目的とする。
(緊急地震速報利用者協議会の詳細については、気象庁のホームページを参照して下さい。)
①ロゴマーク
緊急地震速報の性格上、緊迫感を持ちつつも広く親しみやすいデザインのものを2種類制定した。
一つは、柔らかなイメージで、マスコットキャラクター的な使い方も念頭に入れ、広く国民に親しみをもって連想的な理解が得られることを意図しており、緊急地震速報の説明や紹介をする場合の使用を想定している。他の一つは、緊急地震速報対応施設の表示等に代表されるフォーマルな使い方を想定している。
②ピクトグラム
緊急地震速報に接した際の対応行動を図式化し、単純・明快かつ直感的に視覚に訴えるものとした。その作成にあたっては、「緊急地震速報の本運用開始に係る検討会」の報告書にある「緊急地震速報利用の心得」のなかの「周囲の状況に応じてあわてずに、まず身の安全を確保する」にかかわる主要な8つの対応のコンセプトを図式化した。
本ロゴマーク及びピクトグラムの著作権は制作を担当した(株)電通に帰属し、また意匠権については(財)気象業務支援センターに留保される。
これらのロゴマーク及びピクトグラムは、緊急地震速報利用者協議会会員の使用はもとより、気象庁をはじめとする関係機関や団体等での広範な活用により、緊急地震速報の認知度の向上や大きな揺れが来る前の適切な対応行動の啓蒙等を通じて、地震による被害の防止・軽減につながることを期待するために作成されました。